福島県は会津本郷から「にしん鉢」が入荷いたしました。民藝好きの方であればすぐに分かる他に類を見ない独特のフォルム。5枚の肉厚な板から構成されたシンプルな作りながら、ただごとじゃないオーラを放っています。

雪国の会津では古くから保存食として、にしんを漬ける文化があり、そのために作られたのがこのにしん鉢です。まさに土地の風土から生まれた生活の道具で、柳宗悦からも「健康な仕事」と絶賛されました。

昭和33年にベルギーで開催されたブリュッセル万国博覧会でグランプリを受賞すると、その存在は世界中に知られるようになりました。

今でも会津の料理屋ではにしん漬けが郷土料理として出されており、このにしん鉢で漬けられているのでしょう。昭和の時代には、大会議室や旅館などで大きな灰皿として使われているのを記憶している方もいるかもしれません。

その他、花器やワインクーラーなど、様々な用途でお使いいただければと思います。

宗像窯 にしん鉢 会津本郷焼

18,700円（税込）